喉もと過ぎれば

景気回復のための大型補正予算。また自民党政権は公共投資の大盤振る舞いを始めるようだ。業界との癒着復活と新聞にある。何故国民から信頼されなくなったのかもう忘れている。反省ではなく大勝の驕りが出てきた。人間の弱さと言ってしまえばそれまでだが。災害もそうだ。あれだけ高台に移転するムードが漂っていたのに余り進んでいない。もうあんな大きな津波は来ないと思っているのだろうか。震度４クラスの地震が時々あるにも関わらず。また同じ轍を踏もうとしていると思うと虚しくなる。原点に返り、前に進むことはたやすいことではない。過去を振り返ることは将来に責任を持つことだと広島を訪れたローマ法王ヨハネ・パウロ２世が確かおっしゃったが。
今朝大島渚監督がお亡くなりになったことをニュースで知った。「わいせつが何故悪い」と公言してはばからなかった。私は大島さんの映画を見ていないので何とも言えないが、国際的に評価されていたと聞く。昨年から地井武男、山田五十鈴、津馬恵子、大滝秀治、森光子、小沢昭一、中村勘三郎さん始め多くの著名人、名優があいついでお亡くなりになった。一時代が終わったなあと思う。